あらすじ

ここは うわさにきく へんなすしや。へんなことが たくさん あるらしい。(本文より)
主人公は、ある日「へんなすしや」を噂に聞きつけ、さっそく足を運んだ。引き戸をくぐるとそこには・・・

でか!!!!
入ってすぐ、突如現れる巨大生物・・・と、思いきや、なんとそれは店長だった!心を落ち着かす余裕のないまま、主人公は指示された客席に座る。

せきにもすわれたし さあ なにをたべようか!(本文より)
主人公が席に座ると、さっそくおいしそうなおすしが流れてくる。主人公はワクワクしながら、おすしを取ると、あれ!?このおすし、やっぱりへんだーっ!
期待を裏切らないへんなすしや、この後も続く、へんなことオンパレードは、留まる事を知らない・・・!

作家・編集者紹介

  • 子ども作家

    ささき りょう

    2006年、奈良県生まれ。11才のときから、柏の葉VIVISTOPに通い始める。段ボール工作と作品の改造が好き。おはなしを考えることに興味があり、今回の絵本プロジェクトに参加。本作では、主にストーリーと絵の一部を担当した。3人兄弟の長男。好きなものは飛行機、好きな絵本は『リンドバーグ空飛ぶネズミの大冒険』(トーベン・クールマン/作 ブロンズ新社)。

  • 編集者

    としおか ゆりな

    1998年、宮崎県生まれ。現在、武蔵野美術大学映像学科。魚アレルギーで魚を食べることはできないが、日々魚の味を想像している。普段の制作ではアニメーションを描いたり、お店のガラスに絵を描いたりしている。こどもと魚と絵本が大好きで、今回の絵本づくりプロジェクトに参加。本作では、主に編集と、一部作画を担当した。特技はたくさん食べること。趣味は踊ること。好きなものはうめぼし。好きな色は黄色と赤と青。好きな絵本は『このあと どうしちゃおう』(ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ新社)。

編集者による
作家インタビュー

  • 見どころは?

    普通のすしやにない「へんな」ものが、絵本の中にたくさん隠れているところと、りょうくんが描いたキャラクターの様々な表情が見所です!実は、りょうくんの自画像もいくつか隠れています・・・!

  • アイディアノートから完成まで

    なんと、すでにりょうくんはアイディアノートの段階で「へんなすしや」の大部分を書き上げていました。そのものがとても面白かったのであとは、ストーリー構成や、もっと細かいアイディアを考えていきました。主にiPadとパソコンを使って、時には実際に紙に描いて話し合いながら、もっとアイディアを爆発させていきました。りょうくんの技術の吸収の速さには、驚かされるばかりの私・・・!

  • 編集者から見た作家の魅力は?

    とんでもないアイディアマン。誰にも思いつかない、りょうくんらしいアイディアは、私のメモする手が追いつかないほど、次から次へ溢れ出していきます。そして、冷静な素早い判断も。私がこんな感じはどうかな?と聞くと、しっかり意見を言ってくれます。私がミスをしても「大丈夫!」と、やさしく言ってくれるりょうお兄さんに、私は頭があがりませんでした。

  • 大変だったところ

    私もりょうくんも製作が楽しくなっちゃって、膨大な数のへんなすしやアイディアができていたので、ブラッシュアップするのがとても大変でした(笑)もはや、少なくとも「すしや」の話であるという事を忘れてしまいそうになるくらいでした。

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