あらすじ

ある日、ビニールハウスで目覚めたいちごは、外の世界へ踏み出した矢先に、その近隣を支配する荒くれ者たちに襲われてしまう。

仲間を傷つけられた悲しみと怒りに燃えるいちごたちは、荒くれ者たちに反撃するため、
体を鍛え上げて、いよいよヤツらのアジトに向かうのだった・・・

次々と襲い来る荒くれ者たちに、あの手この手で戦ういちごたち。彼らは無事ボスのもとにたどり着き、反撃を遂げることができるのか!?

作家・編集者紹介

  • 子ども作家

    はとみ たけとし

    2007年、茨城県生まれ。3人兄弟の次男。11歳のときから、VIVISTOP柏の葉に通いはじめる。本作では、主にストーリーづくりと、キャラクターの作画を担当した。好きなものは、アクションゲームと歴史(特に安土桃山時代)が好き。得意な教科は理科と社会。苦手な教科は算数。好きな小説は「牛乳カンパイ係、田中くん」シリーズ(並木たかあき/作 フルカワマモる/絵 集英社)。好きな果物はイチゴ。

  • 編集者

    くまがい よしこ

    1999年、長野県生まれ。現在、武蔵野美術大学・基礎デザイン学科。絵本作りが大好きで、今回のVIVITA BOOKS絵本づくりプロジェクトに参加。本作では、編集と背景描画、デザインを担当した。好きなものは、本や猫、廃墟。好きな絵本はショーン・タン著『アライバル』(ショーン・タン/作 小林美幸/訳 河出書房新社)。好きな果物はグアバ。

編集者による
作家インタビュー

  • 見どころは?

    この絵本に載っている文章は、基本キャラクターのセリフと擬音しかありません。読んでいるページが一体どんな状況なのか、表現や演出は全て読み手の自由になります。全身で訴えかけてくるような、たけが描く絵の雰囲気を最大限に生かすため、このような絵本になりました。いちごが大好きなたけが描いた見返しも必見です。

  • アイディアノートから完成まで

    たけの描いたアイディアノートを見て、私がたけの世界観や作風に一目惚れしたことから始まりました。お互いアクションゲームや武器などが好きということもあり、途中まで過激な表現が多く盛り込まれたお話になっていましたが、小さなお子さんも読まれる絵本のため、二人で何度も話し合ったり、一から絵コンテを描き直してみたり・・・いっぱい悩んで、たけと私にしか作れない素敵な絵本になったと思います。ちなみに、たけはストーリーとキャラクターの作画担当、私は背景の絵を担当したのですが、たけのどこかダークで、でも可愛げのあるキャラクターが背景にマッチして、感動しました。

  • 編集者から見た作家の魅力は?

    ちょっとシャイで引っ込み思案、でもお話してみるととても素直で頼もしい少年!自分の意思をしっかり持ちつつも、制作につまずいてしまうことがあると柔軟な発想で解決へと導いてくれました。それと、集中力が凄い。普段なら就寝する時間をとっくに過ぎても、夜なべして30枚以上もの原画を一気に描きあげてくれたのです。それを知った私が驚いて、「作画大変じゃなかった?」と聞いても彼は「全然」と。しれっと答えたのでまたびっくりしてしまいました。いやぁ、かっこいいな・・・。

  • 大変だったところ

    前述したとおり、ストーリーの中の暴力表現の加減に一番悩みました。お互いのやりたいようにやりつつも、それだけではエスカレートしてどんどん過激になってしまう・・・。
    絶妙なところで表現の振り幅を調節して、お話の方向性をちょっとずつ穏やかに変えていく、この作業が私たちの中では最も長く、大変だったところです。

たけのアイディアノート

たけとの最初の出会い、アイディアノートの一部です。全てはここから始まりました。
彼の持つ、可愛いけどちょっぴりダークな魅力がダイレクトに伝わってくるようなスケッチです。

えほんリストに戻る